豊田通商が後場一段と強含む、仏・トゥールーズで次世代の電動車いすシェアリングの実証実験

株式市場 銘柄

■高齢者など移動困難者向けのマイクロモビリティを用いたMaaS事業を推進

豊田通商<8015>(東1)は6月7日の後場、一段と強含む場面を見せて3185円(50円高)まで上げ、出直りを強めている。6日、「フランス・トゥールーズ市でINDIGO Weel SASと共同で次世代電動車いすシェアリングサービスの実証実験を実施、高齢者など移動困難者向けのマイクロモビリティを用いたMaaS事業」と発表し、注目されている。

■都市内短距離移動の利便性を追求し、乗り捨て型シェアリングサービスなどの可能性を探る

 発表によると、欧州では、都市交通における渋滞解消やCO2削減などの課題解決に向けて、都市主導による移動手段の変革が取り組まれている。マイクロモビリティは、課題解決への有効性と都市内短距離移動の利便性から欧州で広く受容され、乗り捨て型シェアリングサービスも普及が拡大している。欧州における駐車場運営大手のINDIGO Group SAS(インディゴ社)のグループ会社で、フランスを中心にマイクロモビリティシェアリングサービスを手掛けるINDIGO Weel SAS(インディゴ・ウィール社)と共に、トゥールーズ市で次世代電動車いすシェアリングサービスの実証実験を実施する。

 トゥールーズ市では高齢化が問題視され、2018年から移動困難者向けの政策が打ち出されており、その政策の中には、駐車場における車いす使用者用エリアの確保が含まれているという。(HC) 

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