【中期経営計画と株価】クラレは中期計画でEPS125円へ、中期投資にマッチ

中期経営計画と株価

クラレ<3405>(東1・売買単位100株)は、主力のビニルアセテート事業拡大などを背景に2017年12月期、売上高6500億円(2015年度5400億円)、営業利益900億円(同630億円)達成を目標にした中期経営計画を推進中だ。年初来高値は1680円(3月9日)で13日終値は1660円。

同社は液晶パネル向けポバールフィルムやポバール樹脂を主体としたビニルアセテート事業と、液状ゴム向けファインケミカルのイソプレン事業を主体とした大手化学メーカーである。これら主力事業の拡大を受けて業績はすこぶる好調に推移している。

2015年12月期(決算期変更)は売上高5400億円(2014年補正実績4850億円)、営業利益630億円(同514億円)、経常利益620億円(同510億円)と売上高、利益ともに過去最高を更新する見込みである。

2015年1月より新しい中期経営計画「GS-STEP」をスタートさせた。これはコア事業のビニルアセテートの基盤をより強固にするほか、高い自社技術を応用した新事業の創出、生産プロセスの改良などを柱にして、目標年度の2017年には売上高6500億円、営業利益900億円、売上高営業利益率13.8%(14年度10.5%)と、まさに世界的な高収益化学会社への変貌を目標としている。

同時に配当は年36円以上、2015年中に2000万株以上の自社株消却を公表している。株価は下値を切り上げるジリ高歩調にある。PERは今期の一株当たり利益103円に対し16倍前後だが、2017年度末の一株当たり利益125円程度を見込めばPERは13倍まで低下する。利回り魅力も増し中期投資にはマッチしている。

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