【株式市場】日経平均は中東情勢の割に堅調で3日ぶりに反発し2部指数を除き全般堅調

株式

◆日経平均は2万1116円89銭(84円89銭高)、TOPIXは1546.71ポイント(5.21ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく10億6848万株

チャート13

 6月14日(金)後場の東京株式市場は、中東と石油を巡る情勢が土・日の間に動く可能性があるためか、個別物色の展開になり、ワイヤレスゲート<9419>(東1)が訪日外国人向けのプリペイドSIMカードなどを材料に13時にかけて一段高。Hamee<3134>(東1)は4月決算が好感されて一段高。日経平均は、ほぼ前引けと同水準の55円高(1万1087円)で始まり、14時半頃に前場の高値を2円ほど上回る87円73銭高(2万1119円73銭)まで上げ、大引けも堅調で3日ぶりに反発した。

 一方、東証2部指数は2日続落し、マザース指数、日経JASDAQ平均は反発した。

 後場は、ディー・エル・イー<3686>(東1)が朝日放送グループHD<9405>(東1)との資本業務提携による拡大期待が再燃との見方で一段高。メディアシーク<4824>(東マ)は出資先のLink-Uの7月上場が決定とされて5日ぶりに大幅反発。チエル<3933>(JQS)は高校生の進学サービスなどを行う企業など2社の子会社化が注目され急伸。

 東証1部の出来高概算はSQ関連売買が加わった割には少なく10億6846万株(前引けは6億2178万株)、売買代金はそれほどでもなく2兆19億円(同1兆1925億円)。1部上場2142銘柄のうち、値上がり銘柄数は1303(同1371)銘柄、値下がり銘柄数は737(同666)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は26業種(前引けは23業種)となり、値上がり率上位の業種は、鉱業、パルプ・紙、石油・石炭、小売り、情報・通信、電気機器、サービス、その他製品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る