FIGは下値固め完了、19年12月期1Q順調

株式市場 銘柄

 FIG<4392>(東1)は移動体通信関連事業、自動車・半導体関連製造装置事業を展開している。19年12月期第1四半期の進捗率は順調だった。通期も好業績を期待したい。株価は下値固め完了感を強めている。反発を期待したい。

■移動体通信関連、自動車・半導体関連製造装置を展開

 モバイルクリエイト<旧3669>と石井工作研究所<旧6314>の共同持株会社として設立したFIGが18年7月東証1部に上場した。モバイルクリエイトの移動体通信関連事業、石井工作研究所の自動車・半導体関連製造装置事業を展開している。

■19年12月期1Q順調

 19年12月期連結業績予想は売上高が95億円、営業利益が5億70百万円、経常利益が5億73百万円、純利益が3億20百万円としている。

 第1四半期は売上高が27億04百万円、営業利益が2億24百万円だった。情報通信事業は売上高が12億44百万円、営業利益が1億57百万円だった。全国初の交通系ICカード以外の電子マネーによるバス多区間運賃決済を開始した。装置等関連事業は売上高が14億60百万円、営業利益が1億48百万円だった。半導体製造装置市場が調整局面だが、第1四半期は前期受注分の売上が堅調だった。

 通期予想に対する進捗率は売上高28.5%、営業利益39.3%と順調だった。通期も好業績を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は18年7月安値を割り込むことなく推移して下値固め完了感を強めている。反発を期待したい。6月14日の終値は318円、今期予想連結PERは約31倍、時価総額は約99億円である。

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