ギフトは上場来高値圏、19年10月期増収増益・増配予想で上振れ余地

株式市場 銘柄

 ギフト<9279>(東マ)は横浜家系ラーメン店を展開している。新規出店効果などで19年10月期増収増益・増配予想である。第2四半期累計が計画超と順調であり、既存店売上の好調も考慮すれば、通期予想に上振れ余地がありそうだ。株価は上場来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■横浜家系ラーメン店を展開

 18年10月東証マザーズに新規上場した。横浜家系ラーメン「町田商店」を主力ブランドとしてラーメン店を展開している。19年4月末時点の店舗数は直営店事業部門(業務委託店含む)77店舗、運営ノウハウ・PB商品提供のプロデュース事業部門358店舗、合計435店舗である。

 ラーメン業態の拡張などで中期的に国内1000店舗を目指している。18年11月にはトップアンドフレーバーを子会社化した。

■19年10月期増収増益・増配予想

 19年10月期連結業績予想は、売上高が18年10月期比23.8%増の86億30百万円、営業利益が11.5%増の8億65百万円、経常利益が11.8%増の8億70百万円、純利益が9.7%増の5億円としている。配当予想は記念配当5円を含めて7円増配の年間25円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は売上高が43億33百万円、営業利益が5億49百万円だった。計画超の直営店16店舗の新規出店などで、売上高、営業利益とも計画を上回った。通期も積極的な出店戦略で増収増益予想である。期末店舗数は合計456店舗の計画である。

 第2四半期累計の進捗率は売上高50.2%、営業利益63.5%と順調である。また直営店売上速報によると19年5月は全店141.6%、既存店103.8%と好調を持続している。通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は上場来高値圏

 株価は上場来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。6月20日の終値は4425円、今期予想連結PERは約43倍、時価総額は約217億円である。

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