エヌ・ピー・シーは調整一巡、19年8月期大幅増益予想

株式市場 銘柄

 エヌ・ピー・シー<6255>(東マ)は太陽電池製造装置や太陽光パネル検査機器・サービスなどを展開している。19年8月期は太陽電池製造装置関連で高利益率の部品販売が想定以上に増加し、大幅増益予想である。好業績を期待したい。株価は4月の戻り高値圏から反落して水準を切り下げたが、調整一巡して出直りを期待したい。

■太陽電池製造装置や太陽光パネル検査機器・サービスなどを展開

 太陽電池製造装置や自動化・省力化装置などの装置関連事業、太陽光発電所検査サービスや太陽光パネル検査機器・サービスなどの環境関連事業を展開している。

■19年8月期大幅増益予想

 19年8月期の連結業績予想(4月10日に売上高を下方、利益を上方修正)は、売上高が18年8月期比4.9%増の67億62百万円、営業利益が22.7%増の6億21百万円、経常利益が29.4%増の5億92百万円、純利益が32.1%増の5億42百万円としている。

 装置関連事業の自動化・省力化装置における顧客の大型プロジェクトの進行に時間を要しているため、売上高は計画を下回るが、太陽電池製造装置関連で高利益率の部品販売が想定以上に増加し、利益は大幅増益予想としている。好業績を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は4月の戻り高値357円から反落して水準を切り下げたが、調整一巡して出直りを期待したい。6月25日の終値は265円、今期予想連結PERは約11倍、時価総額は約58億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る