【株式市場】米利下げ観測が後退し日経平均は一時139円安だが好業績株など強い

株式

◆日経平均は2万1076円65銭(117円16銭高安)、TOPIXは1537.24ポイント(6.25ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なく4億4956万株

チャート4

 6月26日(水)前場の東京株式市場は、米国で早期利下げ観測が後退したとされてNYダウが大きく反落し、日経平均は取引開始後に139円46銭安(2万1054円35銭)まで下押した。ただ、自社株買いや中国事業の見直しなどを発表した高島屋<8233>(東1)が高く、米国企業の一部が中国ファーウエイに対する出荷を一部再開とされてアドバンテスト<6857>(東1)などの半導体関連株も高い。日経平均は徐々に持ち直し、前引けは117円16銭安(2万1076円65銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

ピックルスコーポレーション<2925>(東1)が第1四半期決算の大幅増益などを材料に活況高。リミックスポイント<3825>(東2)はビットコイン相場の連日上昇などが材料視されて大幅続伸。フェニックスバイオ<6190>(東マ)は新鮮ヒト肝細胞「PXB-cells」に関する業務提携が注目されて急伸。ジョルダン<3710>(JQS)はアプリでのモバイルチケット提供開始や豊田市との提携事業が注目されて急伸。

 東証2部に新規上場となったヤシマキザイ<7677>(東2)は9時22分に公開価格1280円を13%上回る1450円で初値がつき、その後1456円まで上げて売買をこなし、前引けは1300円となった。

 東証1部の出来高概算は少なく4億2387万株、売買代金は7649億円。1部上場2146銘柄のうち、値上がり銘柄数は787銘柄、値下がり銘柄数は1229銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る