【株式市場】材料株物色が強まり日経平均は反落したが好業績株なども高い

株式

◆日経平均は2万1086円59銭(107円22銭安)、TOPIXは1534.34ポイント(9.15ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なく9億3501万株

チャート4

 6月26日(水)後場の東京株式市場は、米国の夜間取引で長期金利が上昇しているとされ、円安基調が強まり、日経平均は前引けより20円ほど下げ幅を縮めて91円安で始まった。アステラス製薬<4503>(東1)がジリ高傾向を継続し、任天堂<7874>(東1)は13時半頃から堅調に転じた。ただ個別物色の印象が強く、日経平均は2日続落した。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安いが、東証2部指数は高い。

 後場は、仮想通貨関連株の上げが目立ち、前日後場から反落模様だったセレス<3696>(東1)が再び戻り高値に進み、リミックスポイント<3825>(東2)は一段高のストップ高。フェニックスバイオ<6190>(東マ)は新鮮ヒト肝細胞に関する提携が注目されてストップ高。カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)は米社へのライセンス供与にともなう一時金収入が注目されて2日連続ストップ高。

 26日新規上場のヤシマキザイ<7677>(東2)は9時22分に公開価格1280円を13%上回る1450円で初値がつき、その後1456円まで上げて売買をこなしたが、大引けは1274円となった。

 東証1部の出来高概算は少なく9億3501万株(前引けは4億2387万株)、売買代金は1兆6814億円(同7649億円)。1部上場2146銘柄のうち、値上がり銘柄数は508(同787)銘柄、値下がり銘柄数は1552(同1229)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種(前引けは8業種)となり、値上がりした業種は、金属製品、医薬品、海運、非鉄金属、だった。

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