【株式市場】中国ファーウェイとの取引を一部再開とされ日経平均は一時193円高

株式

◆日経平均は2万1262円10銭(175円51銭高)、TOPIXは1548.44ポイント(14.10ポイント高)、出来高概算(東証1部)は回復し6億567万株

チャート13

 6月27日(木)前場の東京株式市場は、米マイクロン・テクノロジーが一部製品の中国ファーウェイへの出荷を再開したとされ、TDK<6762>(東1)東京エレクトロン<8035>(東1)などが続伸基調で始まり、日経平均も70円高で始まった。円相場も米金利動向などにより円安基調が再燃したため、日経平均は時間とともに上げ幅を広げ、11時過ぎには193円76銭高(2万1280円35銭)まで上げた。前引けも175円51銭高(2万1262円10銭)と高い。東証2部指数、日経JASDAQ平均も高いが、東証マザーズ指数は軟調。

日本鋳鉄管<5612>(東1)が非開削工法の水道管工事用の新製品が川崎市の案件に採用されたことなどで2日連続大幅高。ニトリHD<9843>(東1)は直近までの円高傾向や月次動向が好感されて連日戻り高値。日本フォームサービス<7869>(JQS)は過年度決算にかかわる修正の提出が材料視されて大きく出直り、ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は新薬が中国の薬事ガイダンスに収載との発表を受けて活況高。

 2銘柄が新規上場。新日本製薬<4931>(東マ)は9時19分に公開価格1470円を13%上回る1664円で初値をつけ、その後1744円まで上げ、前引けは1557円。あさくま<7678>(JQS)は10時26分に公開価格1250円を46.7%上回る1834円で初値をつけ、1930円まで上げて前引けは1736円。

 東証1部の出来高概算は6億567万株、売買代金は9019億円。1部上場2147銘柄のうち、値上がり銘柄数は1548銘柄、値下がり銘柄数は509銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は28業種となり、値上がり率上位の業種は、機械、海運、石油・石炭、ガラス・土石、証券・商品先物、電気機器、輸送用機器、非鉄金属、などとなった。(HC)

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