田岡化学は後場もストップ高続く、名古屋大学と次世代の電子材料に関する研究開始

株式市場 銘柄

■名大が出願中の特許に基づく製造実施に係るオプション契約も

田岡化学工業<4113>(東2)は6月27日、朝方にストップ高の3495円(基準値から500円高)で売買されたまま買い気配を続け、14時40分を過ぎても気配値のままストップ高に張りついている。同日付で、「名古屋大学(ITbM)とグラフェンナノリボン量産製造法の確立を目的とした共同研究を開始」と発表しており、これが注目されたとの見方が出ている。

 発表によると、グラフェンナノリボンとは、グラフェンをナノメートルサイズの幅に切り出した帯状の物質で、シリコン半導体を超える半導体特性や透明性・柔軟性などから、次世代のトランジスター、センサー、電子回路などへの応用が期待されている材料。名古屋大学が出願中であるグラフェンナノリボンに関する特許(特願2017-563871)について、製造実施に係るオプション契約を締結した。(HC)

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