ディ・アイ・システムは調整一巡、19年9月期利益横ばい予想だが上振れ余地

株式市場 銘柄

 ディ・アイ・システム<4421>(JQ)はシステム開発・インフラ構築のシステムインテグレーション事業を主力としている。19年9月期利益横ばい予想だが、上振れ余地がありそうだ。株価は安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■システム開発・インフラ構築のシステムインテグレーション事業が主力

 18年10月JASDAQに新規上場した。システム開発・インフラ構築のシステムインテグレーション事業を主力として、教育サービス事業も展開している。通信、金融、官公庁向けのシステム開発が中心である。

■19年9月期利益横ばいだが上振れ余地

 19年9月期連結業績予想は、売上高が18年9月期比16.7%増の39億14百万円、営業利益が1.8%増の2億25百万円、経常利益が0.9%減の2億21百万円、純利益が1.1%減の1億35百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が17億78百万円、営業利益が1億31百万円、経常利益が1億15百万円、純利益が73百万円だった。新規顧客の獲得や既存顧客との取引拡大が順調に進展し、売上高、利益とも計画を上回った。

 通期は企業のIT投資が高水準に推移して2桁増収だが、人件費や外注費の増加で利益は横ばい予想としている。ただし第2四半期累計の進捗率は売上高45.4%、営業利益58.4%と順調である。また下期に優良案件の利益寄与を予定している。通期上振れ余地がありそうだ。

■株価は調整一巡

 株価は安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。6月27日の終値は1690円、今期予想連結PERは約18倍、時価総額は約25億円である。

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