【株式市場】材料株など強いが数日来の円安傾向が止まり日経平均は一時132円安

株式

◆日経平均は2万1220円52銭(117円65銭安)、TOPIXは1546.23ポイント(7.04ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億9442万株

 6月28日(金)前場の東京株式市場は、G20での米中貿易協議の動向などが注目され、数日来の円安傾向が止まり、日経平均は55円安で始まった。第1四半期決算が底堅いとされてハイデイ日高<7611>(東1)が高いなど、個別物色の展開になった。日経平均はジリ貧気味に推移し、11時過ぎに132円27銭安(2万1205円90銭)まで軟化。前引けも117円650銭安となった。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

NEC<6701>(東1)が2015年以来の高値を更新し、スーパーコンピューターの連続受注やトランプ大統領による防衛品装備の需要拡大への思惑などが材料視され、オーミケンシ<3111>(東2)は廃プラごみ問題を解決する素材が注目されて再び急伸。ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は買い材料がアトから出てくる期待が言われて動いたら飛び乗る展開とされ急伸。多摩川HD<6838>(JQS)は「5G」関連株だが仕手化とされて連日高値。

 新規上場となったリビン・テクノロジーズ<4445>(東マ)は買い気配のまま公開価格3900円を71%上回る6670円の買い気配となり、まだ初値はついていない。

 東証1部の出来高概算は再び少な目になり4億9442万株、売買代金は8369億円。1部上場2148銘柄のうち、値上がり銘柄数は723銘柄、値下がり銘柄数は1296銘柄となった。(HC)

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