【注目銘柄】アルチザネットワークスは調整一巡、5G関連として注目

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 アルチザネットワークス<6778>(東2)は、携帯電話基地局・交換機など通信インフラ構築に使用される各種通信計測機を展開し、5G関連として注目されている。19年7月期は赤字予想だが、20年7月期は5G対応計測機が牽引して収益改善を期待したい。株価は4月の年初来高値から反落したが、調整一巡し、5G関連人気で戻りを試す可能性がありそうだ。

■通信計測機の開発・販売、5G関連として注目

 携帯電話基地局・交換機など通信インフラ構築に使用される各種通信計測機およびネットワークマネジメントシステムの開発・販売を展開している。セグメント区分はモバイルネットワークソリューションおよびIPネットワークソリューションとしている。

■19年7月期赤字予想だが、20年7月期の収益改善期待

 19年7月期連結業績予想は、売上高が18年7月期比11.3%増の26億円、営業利益が1億50百万円の赤字、経常利益が1億48百万円の赤字、純利益が1億68百万円の赤字としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比18.0%減の15億02百万円、営業利益が3億83百万円の赤字だった。IPネットワークソリューションは99.7%増収と大幅伸長したが、主力のモバイルネットワークソリューションがLTA-A対応製品の減少などで32.6%減収となり、全体として赤字だった。

 通期赤字予想で下振れに注意が必要となるが、第4四半期にモバイルネットワークソリューションで受注済み5G向け案件を売上計上予定としている。そして20年7月期は5G対応計測器が牽引して収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は4月の年初来高値1379円から反落したが、調整一巡し、5G関連人気で戻りを試す可能性がありそうだ。6月28日の終値は1002円、時価総額は約96億円である。

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