【銘柄フラッシュ】ヒーハイスト精工が急伸しTATERUは出尽し感から高い

株式市場 銘柄

 7月1日は、TATERU<1435>(東1)が18.0%高となり東証1部の値上がり率トップ。国土交通省が宅建業に関するすべての業務について7月12日から18日までの間、業務停止としたことを受け、停止日数が予想より短かったとみる投資家が多かった様子。

 太陽誘電<6976>(東1)は14.7%高となり、前後場ともジリ高傾向を継続。米国が中国ファーウエイ(華為技術)への制裁を緩和する方針を表明したことなどが好感され、電子部品株や精密機械株とともに出直りを拡大。

 日本鋳鉄管<5612>(東1)は一時4日連続ストップ高の150円高(18.3%高、968円)まで上げ、大引は13.8%高の113円。これまで水道管工事の新材料が言われてきたが、1日の取引終了後、東証が東証2部への指定替えの猶予期間から解除との発表が伝えられ、6月の時価総額が月中平均、月末とも「20億円」を上回ることが要件のため、本当の目的はコレだったのか、という声が。

■田岡化学は名古屋大学との研究開始が注目されて3日連続ストップ高

 田岡化学工業<4113>(東2)は一時3日連続ストップ高の700円高(17.9%高、3900円)となり、大引けも13.3%高の520円高。6月27日付で「名古屋大学(ITbM)とグラフェンナノリボン量産製造法の確立を目的とした共同研究を開始」と発表し、週明けも注目が衰えない展開。

 SOU<9270>(東マ)は13.0%高となり、6月26日の東京・上野松坂屋店オープンに続き28日には常磐線で直結する千葉県松戸市に同県3店舗目を開店したことなどが言われて一段高。日本ホスピスホールディングス<7061>(東マ)は11.6%高となって出直りを強め、今6月期も連結純利益などが連続最高を更新する見込みで業績への期待が再燃との見方が。

 ヒーハイスト精工<6433>(JQS)はストップ高の80円高(29.2%高、354円)となり、ホンダ<7267>(東1)のF1レーシングカーに部品や技術を提供し、ホンダのチーム「レッドブル・ホンダ」がF1世界選手権・オーストリアGPで優勝と伝えられ急伸。ソフトフロントHD<2321>(JQS)は21.0%高となり、東証が28日付で上場廃止猶予銘柄から除外したことなどが材料視されて活況高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る