【株式市場】好決算株など強く日経平均は小安いが新興市場は堅調に推移

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万9869円76銭(38円92銭安)、TOPIXは1588.81ポイント(2.01ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億5218万株

チャート5 15日後場の東京株式市場は、欧州の金融政策会合に当たるECB(欧州中央銀行)理事会が今夜開催されるため模様ながめ気分があり、14時過ぎに株価指数の先物主導で日経平均が一時84円82銭安(1万9823円86銭)まで軟化する場面があった。一方、新興市場は売買活発で、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均とも高かった。

 ホンダ<7267>(東1)が堅調でキヤノン<7751>(東1)は軟調など、昨日に続いて主力株は足並みがそろわなかったが、全体には次第に持ち直した。東宝<9602>(東1)が決算好調などを材料に前後場とも高く、ソフトバンク<9984>(東1)は「アップルウォッチ」を取り扱うことなどで続伸し、gumi<3903>(東1)は無料通話アプリLINEにゲーム提供が決定とされて急反発。ACCESS<4813>(東マ)は富士通ゼネラル(6755)の製品に「IoT」(モノのインターネット化)技術を提供と続伸し、鉄人化計画<2404>(東2)は第2四半期決算などが好感されて年初来の高値に進んだ。

 東証1部の出来高概算は19億5218万株(前引けは9億7352万株)、売買代金は2兆3229億円(同1兆1001億円)。1部上場1880銘柄のうち、値上がり銘柄数は612(同718)銘柄、値下がり銘柄数は1137(同991)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は10業種(同17業種)となり、値上がり率上位の業種は、空運、保険、鉱業、陸運、建設、ガラス・土石、情報・通信、電力・ガス、などとなった。

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