【業績でみる株価】マリオンは下値切り上げ、19年9月期経常・最終増益予想

マリオン<3494>(JQ)は不動産賃貸サービス、不動産証券化サービス、不動産売買など不動産関連サービスを展開している。19年9月期は営業減益だが、経常・最終増益予想である。賃貸物件積み上げで20年9月期収益拡大を期待したい。株価は下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■不動産賃貸・証券化・売買など不動産関連サービス

18年9月JASDAQに新規上場した。不動産賃貸サービス、不動産証券化サービス、不動産売買など不動産関連サービスを展開している。

自社保有物件の賃貸事業を証券化商品(不動産特定共同事業法商品)として投資家に提供する「マリオンボンド」「サラリーマンボンド」「お金 第3の置き場 i―Bond」を特徴としている。

■19年9月期経常・最終増益予想

19年9月期の非連結業績予想は売上高が18年9月期比4.1%増の28億48百万円、営業利益が5.9%減の6億79百万円、経常利益が3.6%増の3億71百万円、純利益が3.1%増の2億59百万円としている。

第2四半期累計は、売上高が12億78百万円、営業利益が2億86百万円、経常利益が1億41百万円、純利益が99百万円だった。証券化が当局許可待ちとなり、売買も減少し、全体として減収減益だったが、ストック収益の賃貸は堅調だった。通期予想に対する進捗率はやや低水準だが、下期の挽回を期待したい。また賃貸物件積み上げで20年9月期収益拡大を期待したい。

■株価は下値切り上げ

株価は18年12月安値から徐々に下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。7月19日の終値は1540円、時価総額は約25億円である。

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