【銘柄フラッシュ】アビックスなど急伸しルネサスエレは浮動株比率の見直し効果も言われて活況高

株式市場 銘柄

 7月24日は、日精エー・エス・ビー機械<6284>(東1)が9.9%高となり東証1部の値上がり率トップ。PETボトル再生容器の高透明度化技術などがあり廃プラスチックごみ処理関連株としての注目が強まってきたとの見方。

 ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)は7.1%高となり約1週間ぶりに戻り高値を更新。米ゴールドマンサックスによる半導体関連株への評価を契機に半導体関連株が数日来続伸基調となっている中で、同社株には、TOPIX構成銘柄の浮動株比率の定期見直しにより7月末に平常の9倍近い買い需要が発生するとの大手証券試算があるようで注目拡大。

 バロックジャパンリミテッド<3548>(東1)は5.0%高となり、四半期好決算と自社株買いを受けて7月中旬に急伸した相場の第2幕とされて一段高。

 大黒屋HD<6993>(東2)は13.5%高となり、英国で中古宝飾品の買取り販売、質屋業を展開するため、同国の首相交代とEU離脱に関連する混迷感は商売に追い風との見方があり一段高。ヤシマキザイ<7677>(東2)は12.9%高となり、ブレーキ関連部品を製造し、曙ブレーキ工業<7238>(東1)が「日米欧で6工場を閉鎖」との日本経済新聞の報道を受けて残存者利益に思惑が波及との見方。

 ベガコーポレーション<3542>(東マ)は18.9%高となり、働き方改革によりパソコン机などのネット販売に拡大の期待とされて急伸。ホープ<6195>(東マ)は13.5%高となり、6月決算の着地予想を増額修正し各利益とも一転、黒字になる見通しとしたため注目殺到。リネットジャパングループ<3556>(東マ)は7.3%高となり、新株予約権の取得・消却が材料視されて出来高が急増。

 アビックス<7836>(JQS)は35.9%高となり、飲食店用の電子看板が消費税の軽減税率導入とともに需要増との期待や一段の業績拡大期待があるようで急伸。コスモ・バイオ<3386>(JQS)は9.4%高となり、業績予想の増額修正が好感されて急伸した。(HC)

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