【株式市場】NY株が不安定なため日経平均の下げ幅拡大するが好業績株などは高い

株式

◆日経平均は2万590円87銭(496円29銭安)、TOPIXは1496.61ポイント(36.85ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億9695万株

チャート14

 8月5日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株式が一時334ドル安となり、日経平均は177円安で始まった。大幅増配や自社株買いを発表したアシックス<7936>(東1)や、業績予想の増額と9月末の株式2分割な度を発表したゴールドウイン<8111>(東1)などは高いが、日経平均構成銘柄が重い。日経平均は11時過ぎに496円29銭安(2万590円87銭)まで下げ、この値で安値引けとなった。新興市場指数も軒並み安い。

 株安と円高を二股かけて当期売買する動きが久々に再燃とされ、日経平均構成銘柄には機械的な売りがあったもよう。このため、今期の純利益の予想をV字急回復とし増配のジョイフル本田<3191>(東1)や、年間売上高に匹敵する大型受注を発表した明治機械<6334>(東2)などの好業績株や材料の出た銘柄が個別に買われた。そーせいグループ<4565>(東マ)は大手製薬との戦略提携が注目されて急伸、倉元製作所<5216>(JQS)は河北新報8月1日付朝刊で資本提携を含めた経営再建策を年内に実施する方針と伝えられたことなどがあり活況高。

 東証1部の出来高概算は6億9695万株、売買代金は1兆1553億円。1部上場2149銘柄のうち、値上がり銘柄数は132銘柄、値下がり銘柄数は1988銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る