【新規上場(IPO)銘柄】ブシロードは7月29日にマザーズに上場、海外市場の開拓で成長へ

株式市場 IPO 鐘

 ブシロード<7803>(東マ)は、本年7月29日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、2007年にトレーディングカードゲームの制作・販売を中心に各種コンテンツプロデュース業務を行う会社として設立。同社グループは、IPの開発・取得・発展によって事業を拡大させる「IPディベロッパー」戦略のもと、エンターテイメント事業とスポーツ事業においてIPを軸にメディアミックス展開し、様々な形でプロダクトやサービスを提供することで突き抜けた楽しさと感動をもたらす新時代のエンターテイメントを顧客に届けるよう、積極的な事業活動を推進している。
 エンターテイメント事業では、トレーディングカードゲーム(TCG)部門、モバイルオンラインゲーム(MOG)部門、音楽部門、MD(マーチャンダイジング)部門、メディア部門を有し、様々なサービスに展開(=メディアミックス)できる体制を構築している。

 スポーツ事業では、2012年に長い歴史とIPとしての魅力を持つ新日本プロレスリング株式会社を子会社化、2016年には株式会社キックスロードを立ち上げるなど事業展開している。

 前2019年7月期第3四半期業績実績は、売上高235億2200万円、営業利益25億円、経常利益25億2200万円、純利益14億5000万円に着地。

 前20年7月期業績予想は、売上高313億5400万円(前の期比8.5%増)、営業利益27億2100万円(同7.1%減)、経常利益27億3900万円(同8.6%減)、純利益17億1300万円(同4.6%増)を見込む。上場で調達した資金は、新キャラクターの制作や広告宣伝費に充てる計画で、年間配当は無配を予定している。

 株価は、上場初日の7月29日に公開価格1890円を16.6%上回る2204円で初値をつけ、同31日に上場来高値2350円と上昇した後、もみ合っている。エンターテイメント事業では、トレーディングカードゲーム部門において、順調に海外市場を開拓中 (同社TCG販売国は60か国以上、大会開催数は20か国以上 2019年5月時点)のほか、海外における日本アニメ市場の拡大×ゲーム市場の拡大はIPを主軸とする同社モバイルオンラインゲームMOG部門にとって追い風と見られている。また、スポーツ事業では、興行中心から映像ビジネスへの注力することで顧客基盤の拡大を目指しており、成長が期待される。今7月期は増収増益が観測されていることから、押し目買い優位に上値を伸ばすか注目したい。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■特殊な無線技術で高感度化、動物実験で市販測定器と高い一致  早稲田大学と山口大学の研究グループは…
  2. ■2019年以来の来日、K-POP史上最多規模の単独ツアー  21世紀のポップアイコン・BTSが、…
  3. ■開園から42年266日、2パーク合計で大台到達  オリエンタルランド<4661>(東証プライム)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■高市トレード調整は好機か、配当利回り上位株で権利取り戦略  今週の当コラムは、権利付き最終売買日…
  2. ■「音楽が鳴っている限り踊る」か「笛吹けど踊らず」か、高市トレードで問われるベテラン投資家の知恵 …
  3. ■上方修正を重ねる銘柄群が相場の主役に  同コラムは今週、ダブルセット銘柄、トリプルセット銘柄、フ…
  4. ■政治安定を好感、全面高期待が再燃  超短期決戦だった衆議院議員選挙が、昨8日に投票され即日開票さ…
  5. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  6. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る