サンコーテクノの第1四半期は2ケタの増収増益

■民間・公共工事共に前年を上回る水準で推移

 あと施工アンカーのサンコーテクノ<3435>(東2)の第1四半期は、ファスニング・機能材事業共に堅調で2ケタの増収増益となった。

 第1四半期間は、民間・公共工事共に前年を上回る水準で推移しており、主力製品のあと施工アンカーの販売は好調に推移した。また、完成工事高が増加したことや、ドリル・ファスナー製品の販売が増加した。その結果、ファスニング事業の売上高は30億53百万円(前年同期比8.9%増)、セグメント利益3億44百万円(同8.2%増)となった。


 機能材事業は、電動油圧工具関連の販売が、国内・海外ともに好調であった。また、電子基板関連も好調だった。その結果、売上高8億94百万円(同19.9%増)、セグメント利益79百万円(同10.5%増)であった。

 2ケタの増収増益と好調に推移していることから、通期業績予想は、当初予想を据え置いている。

 ちなみに、通期業績予想に対する第1四半期の進捗率を調べると、売上高21.6%(前期20.8%)、営業利益15.4%(同14.6%)、経常利益15.2%(同14.6%)、純利益14.7%(同12.4%)と前期を上回っていることから、通期予想の達成は一歩近づいたといえる。

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