セルシードが東京医科歯科大学との歯根膜細胞シート開発を発表

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■軟骨再生シートに続く第三品目の開発案件

 セルシード<7776>(JQG)は14日、東京医科歯科大学との間で、食道再生上皮シート、軟骨再生シートに続く第三品目の開発案件として、同種歯根膜由来間葉系幹細胞シート(歯根膜細胞シート)の臨床開発について、詳細検討に向けた協議を開始すると発表した。

 同社と医科歯科大学では、歯根膜細胞シート臨床研究の実用化開発、治験及び製造販売承認申請について、相互に協力体制を構築した上で推進していくことを目的に協議を進めていくとしている。


 同開発は、歯周組織を再建する再生医療治療に関するものである。現在、医科歯科大学において、治験責任者の岩田隆紀主任教授により実施されている医師主導治験では、既存治療で治すことの出来ない重度の歯周組織欠損を有する歯周炎患者を対象に、健常人ドナーから採取した歯根膜由来間葉系幹細胞で作製した歯根膜細胞シートを移植し、その有効性と安全性を評価している。 なお、同社は、同医師主導治験において、歯根膜細胞シート製造業務を受託している。

 今後同社は、日本だけでなく海外も視野に入れた歯根膜細胞シートを用いた細胞シート再生医療の実用化を目指すとしている。

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