フェローテックHDは構造改革効果などが評価されて11%高、値上がり率2位

■「太陽電池関連事業」の改善進み第1四半期の純利益94%増加

フェローテックホールディングス(フェローテックHD)<6890>(JQS)は8月15日、大きく出直って始まった後もジリ高傾向を続け、10時40分にかけて11%高の910円(89円高)まで上げてJASDAQ銘柄の値上がり率2位に入っている。

 14日の取引終了後に第1四半期決算(2019年4~6月)を発表し、「太陽電池関連事業」で自社製品販売から撤退した効果が注目されている。

 太陽電池関連事業で、不採算となった自社販売から撤退しOEMに特化するため、前期に生産ラインから対象となる製造設備等を区分して減損処理を実施した。この反動増もあり、第1四半期の純利益は前年同期比94%増の13.26億円となった。

 今3月期の通期業績見通しは、期初の予想を継続し、売上高は920億円(前期比2.8%の増加)、営業利益は88億円(同0.2%の増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は47億円(同65.2%の増加)、1株利益は126円98銭。為替前提は期初の段階で1ドル110円。(HC)

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