ヨコレイは「アイランドシティ物流センター(仮称)」の起工式を実施

■世界のハブ港のバックアップ施設として期待

ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)は、福岡県福岡市の「アイランドシティ物流センター(仮称)」の起工式を8月2日に実施した。

 起工式には、同社の役職員、施工関係者など約50名が出席した。

 施主挨拶では、同社の吉川俊雄会長が「近年物流の地図が刻々と変わる中、博多港は世界のハブ港として重要な地域となっている。世界のハブ港のバックアップ施設として、当社もお客様も期待している。世界に自慢できる物流センターとしたい。」と述べた。

 当センターが位置する福岡市の博多港は、沖縄(那覇港)や東南アジアなど、国内外の主要貿易港とのアクセスに優れ、各国から貨物が集まる輸入港となっている。また、東南アジア主要港に積み替え無しでの海上輸送が可能なことから、近年では農林水産品の輸出取扱にも力を入れている。

 中でも平成6年から開発が進むアイランドシティは、国際物流拠点としての港湾機能の強化がされており、大型コンテナ船が同時接岸できる国際コンテナターミナルや、高速道路の整備も予定されており、日本各地と世界を結ぶマルチ・クロス・ポートとして、今後もさらなる発展が期待されている。

 設備には自然冷媒(NH3、CO2)を用いた貨物に優しい自然対流冷却方式(Sittory2)を採用。電動式移動ラックは「カーゴナビゲーションシステム」と連動させることで、フォークリフトによる庫内入出庫作業を円滑にし、作業時間の短縮化を図っている。また、屋上に太陽光発電システム(487.4kW)を設置し、「人」に「もの」に「地球」に優しい冷蔵倉庫となっている。竣工は2021年1月を予定している。

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