【株式市場】日経平均は小反発にとどまるが好業績株や材料株が個別に活況高

株式

◆日経平均は2万418円81銭(13円16銭高)、TOPIXは1485.29ポイント(1.44ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億9392万株

チャート3

 8月16日(金)後場の東京株式市場は、中国株が強いとされ、日経平均は前引けより30円近く高い46円高で始まった。中国景気敏感株とされる安川電機<6506>(東1)はジリ高基調。一方、国際資本がオフィスを香港から日本に移す期待などが言われて三井不動産<8801>(東1)なども高い。ただ、トヨタ自動車<7203>(東1)は重く、日経平均は14時頃に一時軟化する場面を交えて一進一退。大引けは13円高となり、15日の249円安に比べて小反発にとどまった。

 後場は、LibWork(リブワーク)<1431>(東マ)が急伸してジリ高傾向を続け、11時半に発表した自社株買いと上場記念株主優待を好感。日本工営<1954>(東1)は通信社報道でインドネシアが首都をカリマンタンに移転と伝わり思惑高。エヌリンクス<6578>(東2)はNHK受信料を巡り「契約締結なら払う義務」とする政府答弁書が材料視されて急伸。西川計測<7500>(JQS)は通信測定ソリューション事業も手掛け、楽天<4755>(東1)の携帯電話事業進出の段取りが遅れているとの報道を受けて急反発。

 東証1部の出来高概算は少なめで9億9392万株(前引けは4億6799万株)、売買代金は1兆7810億円(同8391億円)。1部上場2150銘柄のうち、値上がり銘柄数は1057(同1240)銘柄、値下がり銘柄数は982(同793)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率の上位は、商品・証券先物、不動産、建設、鉱業、その他金融、石油・石炭、倉庫・運輸、情報・通信、食料品、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る