【株式市場】材料株が強く日韓問題も買い材料になり日経平均は一時75円高まで上げる

株式

◆日経平均は2万672円86銭(44円85銭高)、TOPIXは1501.04ポイント(2.98ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく4億5755万株

チャート13

 8月23日(金)前場の東京株式市場は、NYダウが300ドル幅で高下したため様子見姿勢があり、日経平均は48円03銭安(2万672円86銭)で始まった。ただ、日本製鉄<5401>(東1)などの鉄鋼株が自動車用鋼板の値上げ報道などを受けて高く、信越化学工業<4063>(東1)など半導体関連株の一角も強く、日経平均は始値を下値に持ち直し、11時には75円92銭高(2万703円93銭)まで上げた。前引けも44円85銭高(2万672円86銭)となり、前日比で続伸基調を保った。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 中国の通信各社が相次いで「5G」(第5世代高速通信)投資を積み増すとの報道を受けて第一精工<6640>(東1)などの5G関連株が強く、韓国の日韓軍事情報保護協定の破棄を受けて石川製作所<6208>(東1)などの防衛関連株も高い。長大<9624>(東1)は業績予想の増額が注目されて活況高。ミダック<6564>(東2)株式3分割が好感され活況高。インフォネットHD<4444>(東マ)はAIチャットボットが経済産業省のIT導入補助金対象に指定されたことなどが言われ次第高。

 東証1部の出来高概算は今日も5億株に届かず4億4998万株、売買代金は7731億円。1部上場2150銘柄のうち、値上がり銘柄数は1066銘柄、値下がり銘柄数は940銘柄となった。(HC)

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