フレアスは底値圏、20年3月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 フレアス<7062>(東マ)は医療保険適用マッサージ事業を主力としている。20年3月期増収増益予想である。通期ベースで収益拡大を期待したい。株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階で軟調展開だが、高値から半値割れ水準で底値圏だろう。反発を期待したい。

■医療保険適用マッサージ事業が主力

 19年3月東証マザーズに新規上場した。在宅医療サポート企業として、あん摩マッサージ指圧師によるマッサージ事業を展開している。その他事業として訪問看護事業も展開している。

 マッサージ事業は、医療保険適用マッサージサービスを主力として、星野リゾートと業務提携したリラクゼーション目的の保険適用外マッサージサービスや保険適用外SPA(スパ)サービスも提供している。19年3月期末の事業所数(FC9ヶ所、保険適用外・SPA13ヶ所を除く)は87ヶ所である。19年7月には医療保険適用マッサージサービスに係るFC事業を開始した。

■20年3月期増収増益予想

 20年3月期の非連結業績予想は、売上高が19年3月期比13.0%増の41億92百万円、営業利益が5.4%増の2億91百万円、経常利益が6.5%増の3億33百万円、純利益が5.8%増の1億86百万円としている。

 既存事業所の成長、大阪エリア進出を含む4事業所の新設などで増収、あん摩マッサージ指圧師増員に伴う人件費・採用費増加を吸収して増益予想である。なお第1四半期は売上高が9億44百万円、営業利益が34百万円だった。通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階で軟調展開だが、高値から半値割れ水準で底値圏だろう。反発を期待したい。8月28日の終値は1684円、時価総額は約39億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る