【株式市場】個別物色の色彩が濃く日経平均は42円高を上値に一進一退

株式

◆日経平均は2万625円16銭(4円97銭高)、TOPIXは1510.79ポイント(5.58ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく8億4123万株

チャート4

 9月3日(火)後場の東京株式市場は、香港のデモの動向やアルゼンチンの外貨準備の急減など、様子見要因が多いとされ、スマートバリュー<9417>(東1)スズキ<7269>(東1)丸紅<8002>(東1)と3社共同で郊外型カーシェアリングサービスの実証実験に関する契約を締結したとの発表を受けて活況高など、個別物色に終始した。

 日経平均は14時頃に前場の高値(42円04銭高の2万662円23銭)に急接近したが、大引けにかけてはダレ模様になった。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。一方、東証マザーズ指数は安い。

 後場は、三菱製紙<3864>(東1)が一段とジリ高傾向を強め、リサイクル炭素繊維不織布「カーボプラス・リプロ」を9月11日から13日に「新たな価値をプラスする素材・技術の展示会:エヌプラス展」に出展することなどが言われて活況高。ウインテスト<6721>(東2)は7月決算への注目再燃とされ高値を更新。発表は例年9月14、15日。ホープ<6195>(東マ)はふるさと納税を巡る問題が材料とされて高値を更新。

 東証1部の出来高概算は少なく8億4123万株(前引けは3億7990万株)、売買代金は1兆3874億円(同6087億円)。1部上場2150銘柄のうち、値上がり銘柄数は1485(1468)銘柄、値下がり銘柄数は561(549)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、海運、パルプ・紙、鉄鋼、その他金融、金属製品、水産・農林、輸送用機器、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る