アイリッジがストップ高、「ゆうちょPay」に「ファンシップ」採用される

■ゆうちょPayでクーポンの配信が可能になるなどで注目集中

アイリッジ<3917>(東マ)は9月18日の前場、急伸し、10時前にストップ高の878円(150円高)で値がついたまま買い気配となった。17日、同社のファン育成プラットフォーム「FANSHIP」(ファンシップ)が、ゆうちょ銀行<7182>(東1)のスマホ決済アプリ「ゆうちょPay」に導入されたと発表。注目集中となった。

 「FANSHIP」(ファンシップ)は、顧客を優良顧客へと育成し売上・利益を最大化するファン育成プラットフォーム。顧客のオンライン行動履歴(アプリ上の操作履歴)とオフライン行動履歴(位置情報)を統合・分析して結び付きの強さ(ファンレベル)ごとにセグメンテーションでき、分析後は、自社アプリでの施策に加え、自社アプリよりも他のSNSなどを通じたコミュニケーションが有効な顧客にはその公式アカウントでのプッシュ通知やOnetoOneトーク等での施策も可能だ。

 一方、「ゆうちょPay」は、2019年5月に提供を開始。ゆうちょ銀行の口座を持っている人が、ゆうちょPay対応店舗(「ゆうちょPay」マークまたは銀行Payマークのある店舗等)での支払いに使えるスマートフォン決済アプリで、アプリ画面に表示されるQRコードを店舗側が読み取るか、店頭のタブレット端末などに表示されるQRコードをアプリで読み取ることで、ゆうちょ銀行口座から代金が即時引き落としされる仕組みで、クレジットカード情報登録や事前チャージをすることなく利用できる。

 今回「FANSHIP」(ファンシップ)の導入により、「ゆうちょPay」ユーザーにクーポンを配信できるようになった。今後は、ゆうちょ銀行ならではの全国各地に窓口を持つ強みを活かし、属性や位置情報に基づくプッシュ配信を検討していく予定とした。(HC)

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