【編集長の視点】Lib Workは1Qの四半期配当・優待権利取りを連続最高業績がフォローして反発

編集長の視点

 Lib Work<1431>(東マ・福Q)は、前日19日に15円高の1950円と4営業日ぶりに反発して引けた。今2020年6月期第1四半期(2019年7月~9月期、1Q)の期末接近とともに、同社が導入している四半期配当の権利取りと初導入した上場記念の株主優待制度の権利取りとが再燃しており、今期業績が、連続して過去最高更新と好調予想にあることもフォローの材料となった。今年8月21日につけた上場来高値3025円からの急落の要因となった東証による信用取引規制が、9月17日に解除されたことも需給好転期待につながっている。

■WEB集客のローコスト経営で4期連続で過去最高利益更新

 同社は、数少ない四半期配当制度の実施している上場会社であり、しかも今期1Q配当は、普通配当を8円(前年同期は5.5円)に増配し、今年6月18に東証マザーズ市場に新規株式公開(IPO)され、既上場の福証Q-Board市場と重複上場となった記念配当1円を上乗せして9円とし、年間配当は、36円(前期実績25円)に大幅増配する。またIPO記念の株主優待制度も導入し、100株以上保有の株主にクオカード1000円分を贈呈、この基準日を9月30日のほか今期の各四半期末に設定している。このため、年間総合利回りは、2.35%にアップする。さらに今年9月3日まで自己株式取得も行っており、株主への利益還元策に積極姿勢を示している。

 この株主厚遇策の前提となる今2020年6月期業績も絶好調で、売り上げ82億円(前期比24.3%増)、営業利益6億9000万円(同29.6%増)、経常利益7億円(同22.0%増)、純利益4億6200万円(同18.1%増)と4期連続の過去最高利益更新が予想されている。インターネットによる「土地探し」サイト、「地盤チェックナビ」サイト、「平屋ナビ」サイトなどでWEB集客を行う独自のビジネスモデルで、展開エリアを地盤の熊本県、福岡県から全国に拡大するとともに、今年7月には「ロボットが案内する無人のモデルハウス」を提供するなどローコスト経営を実現、同9月に熊本市南区に総合住宅展示場を出店し、タレントのスザンヌさんと共同開発した「自分らしい暮らし方」を提案する新商品を発売することなどが寄与する。

■信用規制が解除されPER11倍の割安修正で上場来高値奪回に再発進

 株価は、今年8月のIPO安値1071円から東証マザーズ上場で独自ビジネスモデルへの全国区的な認知度が高まり、今期の連続過去最高業績予想・増配に自己株式取得・株主優待制度導入の発表が追撃材料となって2度のストップ高を交えて3025円まで2.8倍化し、福Q市場で2017年12月につけた株式分割権利落ち前の2000円を上抜き上場来高値を更新した。同高値から、信用規制が強化され委託証拠金率が引き上げられたことで利益確定売りが急増、1823円まで急落、売られ過ぎとして三度目のストップ高で2310円までリバウンドして25日移動平均線を下値に中段固めを続けてきた。信用規制も解除されたここからは、1Q配当・優待権利取りにPER11倍の割安修正も加わって上場来高値3025円奪回に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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