ギークスは底値圏、20年3月期2桁営業・経常増益予想

株式市場 銘柄

 ギークス<7060>(東マ)はITフリーランス人材紹介事業やゲーム事業などを展開している。20年3月期2桁営業・経常増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は6月の安値に接近している。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、ほぼ底値圏だろう。反発を期待したい。

■ITフリーランス人材紹介事業やゲーム事業など5事業領域に展開

 19年3月東証マザーズに新規上場した。技術リソースのシェアリングプラットフォームとして、ITフリーランスの働き方支援やITフリーランスと企業のマッチングなどを展開している。

 セグメント区分はITフリーランス人材紹介のIT人材事業、合宿型人材教育サービス「エンジニア留学」のIT人材育成事業、ゲーム受託開発・運営のゲーム事業、遊戯機向け動画制作の動画事業、ゴルファー向け情報サイト「Gridge」運営のインターネット事業の5事業領域としている。

■20年3月期2桁営業・経常増益予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比16.4%増の35億50百万円、営業利益が17.5%増の6億50百万円、経常利益が21.2%増の6億45百万円、純利益が2.1%減の4億03百万円としている。純利益は関係会社株式売却益が剥落して微減益だが、主力のIT人材事業やゲーム事業が牽引して2桁営業・経常増益予想である。

 第1四半期は売上高が12億14百万円、営業利益が2億74百万円だった。ゲーム事業における新規タイトル納品が牽引した。そして通期予想に対する進捗率は売上高34.2%、営業利益42.2%と順調だった。通期も収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価(19年9月1日付で株式2分割)は6月の安値に接近している。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、ほぼ底値圏だろう。反発を期待したい。9月19日の終値は1561円、時価総額は約161億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  2. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  3. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  4. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  5. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  6. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る