早稲田アカデミーは個別指導のブランド統合などに注目再燃し戻り高値

■人材採用や校舎運営などで様々スケールメリット

 早稲田アカデミー<4718>(東1)は10月2日、一段高となり、10時にかけて5%高の886円(45円高)まで上げて戻り高値に進んだ。10月1日付で、個別指導部門の2ブランドを統合し、発表時にスケールメリットが活かせるとしていたため期待が再燃したようだ。

 10月1日付で、「個別指導MYSTA(マイスタ)」を「早稲田アカデミー個別進学館」ブランドに統合した。統合後は、「早稲田アカデミー個別進学館」ブランドが直営で25校、ブランド全体では47校体制となり、人材採用・育成、校舎運営及び広告宣伝活動等、様々な面でスケールメリットが活かせるとした。

 同社グループの業績動向は、収益の基礎となる塾生数が1月にピークを迎える傾向があり、四半期業績もこの影響が大きい。第1四半期は、例年、各利益とも赤字となっており、第2四半期決算から注目度が高まる傾向がある。

 9月締めの第2四半期決算は例年10月末頃に発表する予定。新入生獲得に繋がる問い合わせ者数は、第1四半期決算を発表した7月31日現在、前年同期を上回って順調に推移しているとしたため、これに続く四半期の動向が注目されている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る