【株式市場】NYダウ急落などの割に全般底堅く日経平均は160円安を下値に底堅い

株式

◆日経平均は2万1742円70銭(142円50銭安)、TOPIXは1593.54ポイント(9.46ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億6724万株

■東証2部に新規上場のレオクラン活況高で2部指数の上げに貢献

チャート14

 10月2日(水)前場の東京株式市場は、米景気指数の低水準をうけたNYダウ343ドル安とドル安・円高などにより、株価指数の先物が先行安し、日経平均は140円安で始まった。ただ、台風災害による操業停止が伝えられた日本製鉄<5401>(東1)は朝寄り直後を下値に持ち直し、自動車株なども底堅い。日経平均も朝寄り後の160円01銭安(2万1725円23銭)を下値にもみ合った。前引けは142円54銭安(2万1742円70銭)。一方、東証2部指数は高い。

 北朝鮮が早朝にミサイルを発射し、日本の経済水域内に着弾と伝えられたが、防衛関連株の値動きは鈍い。アトラ<6029>(東1)が時価総額の回復により2部への降格を回避との発表を受けて急伸。パイプドHD<3919>(東1)は四半期好決算を受けて連日活況高。東芝テック<6588>(東1)は消費税10%対応需要が言われて高値に進み、ブシロード<7803>(東マ)は大手劇団との提携が注目されて高値に接近。平山HD<7781>(JQS)は自社株買いが好感されて高い。

 2日新規上場となったレオクラン<7681>(東2)は9時16分に2920円(公開価格2700円の8%高)で初値がつき、高値は3420円、前引けも3420円。東証2部指数の上げに貢献。

 東証1部の出来高概算は5億6724万株、売買代金は9911億円。1部上場2151銘柄のうち、値上がり銘柄数は940銘柄、値下がり銘柄数は1119銘柄となった。(HC)

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