【株式市場】日経平均は大幅続落だが後場底堅く材料株物色が活発

株式

◆日経平均は2万1341円74銭(436円87銭安)、TOPIXは1568.87ポイント(27.42ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億2381万株

チャート14

 10月3日(木)後場の東京株式市場は、夕方から始まる欧州株式市場が米国によるEU(欧州連合)への関税上乗せを受けてどう動くか注視され、個別物色を強める展開になった。トヨタ自動車<7203>(東1)はほぼ前引けの水準のまま小動き横ばいとなり、三菱商事<8058>(東1)は徐々に下げ幅を縮めたが、日経平均は441円安で始まったまま小動きに終始し、大幅続落となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 後場は、スクウェア・エニックス・HD<9684>(東1)が水準を一段上げて売買をこなし、位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」への期待が根強い様子を見せ、クリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は第2四半期決算の発表に期待が強まる様子でジリ高傾向を継続。上場2日目のレオクラン<7681>(東2)はストップ高。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>(東マ)は毎週月曜夜8時からの専用ラジオ番組が10月から時間拡大し全国のコミュニティFM局で視聴可能になり宣伝効果拡大との期待で急反発。リバーエレテック<6666>(JQS)は水晶デバイスの需給がアジア地域で回復とされて出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は12億2381万株(前引けは6億1225万株)、売買代金は2兆704億円(同1兆123億円)。1部上場2151銘柄のうち、値上がり銘柄数は159(同85)銘柄、値下がり銘柄数は1963(同2031)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、海運、情報・通信、不動産、電力・ガス、その他製品、非鉄金属、空運、小売り、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る