【株式市場】円安が再燃し幅広く買われ、日経平均は251円高まで上げた後も強い

株式

◆日経平均は2万1596円47銭(221円22銭高)、TOPIXは1585.64ポイント(12.89ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億3747万株

■8日は2銘柄が新規上場となり両方とも好発進

チャート3

 10月8日(火)前場の東京株式市場は、米雇用統計などを受けて円相場が一気に1ドル107円台に戻る円安再燃となり、日経平均は取引開始後すぐ160円高となった。東京精密<7729>(東1)が大きく出直るなど、電機・精密、自動車、機械、大手商社などが強く、日経平均は11時過ぎに251円86銭高(2万1627円11銭)まで上げ、前引けも221円22銭高だった。新興市場の指数もそろって高い。

三桜工業<6584>(東1)が円安と9月下旬の業績予想の増額修正を材料に再び急伸し、ベルテクスコーポレーション<5290>(東2)は大型台風の接近を受けて無電柱化・電線地中化への期待が再燃とされて高値を更新。シャクリー・グローバル・グループ<8205>(JQS)は業績予想の増額修正と自社株買いの発表が好感されて気配値のままストップ高。

■HENNGEは43%高、AICROSSは65%高

 8日は2銘柄が新規上場となり、HENNGE(へんげ)<4475>(東マ)は、10時19分に公開価格1400円を42.9%上回る2001円で初値がつき、その後2079円まで上げ、前引けは1844円。AI CROSS(エーアイクロス)<4476>(東マ)は11時6分に1800円(公開価格1090円の65%高)で初値がつき、高値は1949円、前引けは1831円となった。

 東証1部の出来高概算は5億3747万株、売買代金は8719億円。1部上場2153銘柄のうち、値上がり銘柄数は1691銘柄、値下がり銘柄数は381銘柄となった。(HC)

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