【株式市場】円安期待が再燃し日経平均は徐々に下値をセリ上げ一時79円高

株式

◆日経平均は2万2555円34銭(62円66銭高)、TOPIXは1629.73ポイント(7.74ポイント高)、出来高概算(東証1部)は4億2084万株

チャート15

 10月21日(月)前場の東京株式市場は、財務省が朝発表した貿易統計(9月、速報)が予想に比べて貿易赤字が多かったとされ、円安期待が言われ、日経平均は48円高で始まった。円は対ユーロで円安が再燃して121円台に入り、キヤノン<7751>(東1)などが強い。日経平均は小動きの中、徐々に下値をセリ上げ、11時過ぎに79円13銭高(2万2571円81銭)まで上げた。前引けも62円66銭高(22555円34銭)。主な株価指数はそろって高い。

鹿島<1812>(東1)が戻り高値に進むなど、建設株が台風災害の復興需要や五輪マラソンの札幌開催などを思惑材料に高い。クックビズ<6558>(東マ)が第3四半期決算の大幅増益などへの評価再燃とされて出直りを強め、システム・ロケーション<2480>(JQS)は引き続き業績予想の増額修正が注目されて連日大幅高。

 東証1部の出来高概算は4億2084万株、売買代金は6994億円。1部上場2155銘柄のうち、値上がり銘柄数は1477銘柄、値下がり銘柄数は561銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は28業種となり、値上がり率上位は、証券・商品先物、建設、パルプ・紙、鉄鋼、非鉄金属、その他金融、サービス、不動産、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る