VALUENEXは底打ち、20年7月期収益拡大期待

株式市場 銘柄

 VALUENEX<4422>(東マ)は、独自アルゴリズムを基盤とするビッグデータ解析ツールを提供している。20年7月期黒字予想である。収益改善を期待したい。株価は10月の安値で底打ちして反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■独自アルゴリズムのビッグデータ解析ツール

 アルゴリズム事業として、独自アルゴリズムを基盤とするビッグデータ解析ツール「TechRadar」「DocRadar」を提供している。予測分析(プレディクティブ・アナリティクス)に応用可能なアルゴリズムが特徴である。19年7月期末時点で220超の企業・団体が利用している。

 売上区分はコンサルティングサービス、ASPサービスとしている。なおコンサルティングサービス売上は、多くの企業の決算期末にあたる第3四半期に偏重する傾向がある。

■20年7月期黒字予想

 20年7月期の連結業績予想は、売上高が19年7月期比62.8%増の9億08百万円、営業利益が39百万円の黒字(19年7月期は76百万円の赤字)、経常利益が39百万円の黒字(同92百万円の赤字)、純利益が29百万円の黒字(同1億08百万円の赤字)としている。

 組織体制を再構築して売上拡大を図り、増収効果で黒字予想としている。収益改善を期待したい。

■株価は底打ち

 株価は10月の安値で底打ちして反発の動きを強めている。出直りを期待したい。11月1日の終値は2200円、時価総額は約63億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る