日清オイリオGは第2四半期決算と自社株買いが好感され2年ぶりの高値

■営業利益は24%増加し通期予想の6割強を確保

日清オイリオグループ(日清オイリオG)<2602>(東1)は11月5日、一段高で始まり、7%高の4050円(280円高)まで上げる場面を見せて2017年9月以来、約2年ぶりに4000円台へと進んだ。前取引日の11月1日、第2四半期決算と自己株式の取得(自社株買い)を発表。好感されている。

 第2四半期累計の連結営業利益(2019年4~9月)は前年同期比23.7%増加して76.81億円となり、前回発表の3月通期予想額120億円の6割強を確保した。通期予想は全体に据え置き、売上高は3450億円(前期比0.6%増)、営業利益は120億円(同7.3%減)、会社株主に帰属する当期純利益は82億円(同9.3%減)、1株利益は240円22銭。

 また、自社株買いは、普通株式1000千株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合2.92%)または取得総額3000百万円を上限に、2019年11月5日から20年3月31日まで実施する。うち250千株(上限)は11月5日朝、午前8時45分の東証自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)に委託して実施し、午前10時過ぎに取得した株式の総数は232.4千株と発表した。(HC)

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