フォーカスシステムズの今期第2四半期は増収増益と好調に推移

■進捗率を見ると通期の上振れも期待できそう

 フォーカスシステムズ<4662>(東1)の今期第2四半期は、増収増益と好調に推移している。

 同社は、公共関連、民間関連のシステム構築・保守・運用・管理サービスを主力として、セキュリティ機器関連事業も展開している。今期は、業務効率化に加え、 「医療画像判定をAI化するシステムの開発」や「AIによるファッションショー演出の実証実験」、「Goog le Cloudパートナープログラムにおけるパートナー認定の取得」等、先端技術を活用した取組みを推進した。

 その結果、20年3月期第2四半期業績は、売上高109億51百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益6億82百万円(同9.7%増)、経常利益7億07百万円(同14.3%増)、純利益4億89百万円(同20.6%増)となった。

 前期の最高益更新を上回るペースで推移していることから好調といえる。

 ちなみに、今期20年3月期通期業績予想も売上高218億円(前期比1.6%増)、営業利益14億20百万円(同3.8%増)、経常利益14億20百万円(同3.2%増)、9億30百万円(同6.4%増)と最高益更新を見込んでいる。

 進捗率は、売上高50.2%(前年同期47.1%)、営業利益48.0%(同45.4%)、経常利益49.8%(同45.0%)、純利益52.6%(46.3%)となっていることから通期の上振れも期待できそうだ。特に、収益面では年度末にあたる第4四半期(1月~3月)の構成比が高い特性があることから可能性は高いといえる。

 配当については、年間25円(第2四半期末5円、期末20円)と5円増配を見込んでいる。

 今期も最高益更新が予想されることから、株価は4ケタ奪回が期待できる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る