マーケットエンタープライズの第1四半期は、増収大幅増益

■通期業績予想の上振れも期待できそう

 マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)の第1四半期は、増収大幅増益となった。

 同社は、買取総合窓口サイト「高く売れるドットコム」をフラッグシップサイトとして30カテゴリーの自社WEB買取サイト運営、コンタクトセンターでの事前査定、リユースセンターでの買取・在庫一括管理・商品化、複数の主要Eマーケットプレイス(ヤフオク、楽天市場、Amazon、Ebayなど)に出店している自社運営サイトでの販売という、一気通貫のオペレーションシステムを特徴としている。

 今期は、多様化する消費行動や賢い消費を求める消費者にリーチする、積極的かつ効率的なWebマーケティング活動や各種メディアの運営、サービス展開を推進しつつも、前期より引き続き業務のオートメーション化やユーザビリティの向上等、社内業務改善を推進した。

 その結果、今期20年6月期第1四半期連結業績は、売上高25億98百万円(前年同期比50.1%増)、営業利益1億71百万円(同683.9%増)、経常利益1億70百万円(同699.4%増)、純利益92百万円(前年同期は△01百万円)となった。

 大幅な増収増益であったが、通期予想は当初予想を据え置いている。

 今期通期連結業績予想は、売上高100億円(前期比18.0%増)、営業利益6億円(同32.7%増)、経常利益6億02百万円(同32.2%増)、純利益2億70百万円(同32.5%増)と最高益更新を見込んでいる。

 しかし、第1四半期の好調なスタートで、営業利益率は6.58%であり、第4四半期までこの利益率だとすると、営業利益は6億58百万円となる。上振れが期待できる。

 これまでの先行投資が今期第1四半期から奏功したことで、前年同期の営業利益率1.21%から大幅に改善している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■アップトレンドを迎える業界のダークホースたち  今週の当コラムは、全面業績相場のなかややディフェ…
  2. ■自分流の業績相場にダークホース?!上方修正実績のある舶用機器関連株の決算発表からマーク  「ゴー…
  3. ■4月雇用は予想を下回り、長期金利低下しNY株価は上昇  米国労働省が発表した4月雇用統計だが、景…
  4. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る