キュービーネットHDの第1四半期は、2桁増収大幅増益

◇通期業績予想は、当初予想を据え置いているが、上振れる可能性が高い

キュービーネットHD<6571>(東1)の第1四半期は、2桁増収大幅増益となった。

 第1四半期間の取り組みは、国内では東京・大阪・名古屋・福岡に続き、2019年7月に仙台にも教育研修施設を設けた。これにより、店舗スタッフを確保し、店舗拡大を進めた。また、国内は価格改定による増収を原資として、8月に店舗スタッフの待遇改善を実施した。7月には香港のQB HOUSE全店でも価格改定を実施しており、今後は国内同様に待遇及び労働環境の改善を進める。出店は、11店舗出店(国内7店舗、シンガポール2店舗、香港2店舗)した。また、改修等により9店舗閉店したことで、第1四半期末の店舗数は696店舗となった。

 その結果、20年6月期第1四半期連結業績は、売上収益56億84百万円(前年同期比11.6%増)、営業利益7億65百万円(同61.2%増)、税引前利益7億31百万円(同60.4%増)、純利益4億87百万円(同55.7%増)であった。

 今期第1四半期の営業利益率は13.46%、前年同期は9.33%であったことから利益率が大幅に改善している。

 まだ、第1四半期だということもあり、通期業績予想は、当初予想を据え置いているが、上振れる可能性が高いと思われる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る