CRGホールディングスは底放れの動き、20年9月期大幅増益予想

株式市場 銘柄

 CRGホールディングス<7041>(東マ)は、人材派遣・紹介と製造請負の人材サービス関連事業を主力として、業務効率化支援関連も展開している。19年9月期は計画未達で減益だったが、20年9月期は大幅増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価は底放れの動きを強めている。出直りを期待したい。

■人材サービス関連事業が主力

 人材派遣・紹介と製造請負の人材サービス事業を主力として、その他事業(BPOサービス、給与計算代行、採用代行、RPA、システムソリューションなど)も展開している。

 新規事業として、ハイキャリアエージェントサービス事業、イベント事業、AI+OCR+RPAソリューション事業、グローバル人材サービス事業を開始している。19年9月には障害福祉サービスのサテライトオフィス事業を開始すると発表した。

■20年9月期大幅増益予想

 19年9月期連結業績は、売上高が18年9月期比7.6%増の221億89百万円、営業利益が19.9%減の4億55百万円、経常利益が22.4%減の4億34百万円、純利益が21.3%減の2億64百万円だった。人材派遣事業における物流系大手顧客の自社雇用強化に伴う減収などで売上高が計画を下回り、イベント事業における損失計上や人材関連費用の増加も影響して各利益は減益で着地した。

 20年9月期連結業績予想は、売上高が19年9月期比8.1%増の239億92百万円、営業利益が35.2%増の6億15百万円、経常利益が41.0%増の6億12百万円、純利益が60.1%増の4億23百万円としている。主力の人材派遣事業では、優良案件が見込める顧客でのシェア拡大や派遣職種の拡充などを推進する。収益拡大を期待したい。

■株価は底放れの動き

 株価は20年9月期大幅増益予想を好感して底放れの動きを強めている。出直りを期待したい。11月15日の終値は735円、時価総額は約40億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る