エイチワンが急伸、中国に新合弁会社、同国の11月PMI改善も寄与

■広東省と湖北省の拠点と相互補完体制を構築

エイチワン<5989>(東1)は12月2日、10時にかけて14%高の855円(106円高)まで上げ、急伸商状となっている。11月29日付で、中国・湖北省に合弁会社を設立することを決議したと発表。また、30日に中国の11月PMI(製造業購買担当者景気指数)が発表され、内容が改善したと伝えられたためタイムリーな買い材料になった。

 発表によると、同社グループは、すでに広東省(広州市、清遠市)と湖北省(武漢市)で、連結子会社を通じて中国事業を推進している。中国では、環境規制の強化から自動車フレームの軽量化ニーズが高まっており、同社グループの高張力鋼板の加工技術に対して多くの引き合いがある。このたびの合弁会社設立は、従来にも増して広範な顧客アプローチが可能となることに加え、すでに事業を行っている連結子会社との間で、フレーム部品の相互補完体制の構築を通じたQCD(品質・コスト・納期)競争力の強化につながる。新合弁会社の事業開始は2020年3月(予定)とした。(HC)

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