ピクセラは底練り

株式市場 銘柄

 ピクセラ<6731>(東2)はAV関連事業と家電事業を展開している。20年9月期大幅増収・黒字化予想である。株価は底練りの展開だ。なお継続企業の前提に疑義の注記が付されているため注意したい。

■AV関連事業と家電事業を展開

 チューナーやSTB(セットトップボックス)などのAV関連事業、子会社A-Stageの家電事業を展開している。4K衛星放送関連や生活家電関連の拡販に注力している。

 なお19年9月期に2期連続営業損失、6期連続営業キャッシュフローのマイナスを計上し、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在している。また19年11月には、包括的株式発行プログラム(STEP)に基づき、EVO FUNDを割当先とする新株式発行(第三者割当増資)を発表している。

■20年9月期黒字化予想

 20年9月期連結業績予想は、売上高が19年9月期比39.1%増の70億55百万円、営業利益が72百万円の黒字(19年9月期は13億22百万円の赤字)としている。4K衛星放送関連の拡販などで大幅増収・黒字化予想としている。

■株価は底練り

 株価は底練りの展開だ。12月2日の終値は43円で、時価総額は約28億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る