セルシードの新株予約権、1ヵ月で30%もの大量行使

■11月、この結果、発行から3ヵ月で予約権総数の過半が行使される

セルシード<7776>(JQG)は12月2日の夕方、2019年9月2日に発行した、第18回新株予約権の月間行使状況を発表し、11月中に予約権数5972個が権利行使された(交付株式数は59万7200株)と発表した。月間では発行以来最大の大量行使になった。

 再生医療関連株の代表格。11月中に権利行使された予約権数5972個は、発行総数2万8000個の21.32%に当たり、前月・10月末時点での未行使(残存)数1万9797個に対しては30.2%に当たる。月間では発行以来最大の大量行使になった。この結果、11月末時点での未行使(残存)数は1万3825個になり、発行時の総数の51%近くが行使されたことになる。

 このところの株価は、京都大学や大阪大学の再生医療に関するニュース報道などを受け、11月21日の取引時間中に一時19%高となるなど、値動きが活発化している。

 行使が進むことは、新株発行による需給のゆるみにつながるが、今後は行使が進むにつれてこの警戒感が後退し、先高観が強まることになる。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る