パシフィックネットが高値更新、業績好調な上「イヤホンガイド」も注目される

■事業構造の転換が進み第1四半期は大幅な増収増益

パシフィックネット<3021>(東2)は12月4日、8日続伸基調となり、10時を過ぎて1344円(79円高)まで上げて2010年以降の最高値に進んだ。業績が好調な上、連結子会社ケンネットのガイド無線機「イヤホンガイド」の需要が東京オリンピック・パラリンピックにかけて急増するのではと一部で期待する動きがあるようだ。

 ここ数年にわたって注力してきた事業構造の転換が進み、IT機器を新規導入から運用管理、適正処分までライフサイクル全般にわたってワンストップで支援する「LCMサービス」(ストック収益中心の事業)が拡大。10月中旬に発表した第1四半期の連結決算(2019年6~8月)は、売上高が前年同期比21%増加し、営業、経常利益は各々同3倍に急拡大した。

 また、ケンネットのガイド無線機「イヤホンガイド」は、観光案内や美術館展示紹介などで広く使われており、直近では、一般社団法人・中央区観光協会(東京都中央区)の「わくわくツアー」「江戸まち歩き」に採用されたと発表している。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る