【株式市場】日経平均は2日続伸し経済対策関連株や材料株など強い

株式

◆日経平均は2万3354円40銭(54円31銭高)、TOPIXは1713.36ポイント(1.95ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億5492万株

チャート15

 12月6日(金)後場の東京株式市場は、太平洋セメント<5233>(東1)が小高い程度の水準で小動きとなるなど、政府の経済対策をテコに先行高した銘柄には買い一巡感。一方、日本工営<1954>(東1)は一段とジリ高傾向になるなど、物色が入れ替わる展開になった。日経平均は56円高で始まり、個別物色のためか、前場の高値(112円39銭高の2万3412円48銭)を抜けずに一進一退だったが、大引けも堅調で2日続伸となった。前引けは安かったTOPIXも小高くなり2日続伸。

 後場は、エーザイ<4523>(東1)が一段高となり、アルツハイマー型認知症治療薬を共同開発中の米社が成果を発表とのことで注目再燃。いであ<9768>(東1)は12月期末配当予想を11月中旬に増額修正したことが言われて一段ジリ高。日本KFCホールディングス<9873>(東2)は11月の月次動向が好感されて一段高。アクセルマーク<3624>(東1)はブロックチェーンを活用したカードゲームが注目されてストップ高。ラ・アトレ<8885>(JQG)は業績・配当予想の大幅増額修正が好感され大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億5492万株(前引けは5億1970万株)、売買代金は1兆7909億円(同8470億円)。1部上場2157銘柄のうち、値上がり銘柄数は1308(同1101)銘柄、値下がり銘柄数は737(同936)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、建設、鉄鋼、ガラス・土石、繊維製品、機械、金属製品、その他金融、非鉄金属、海運、保険、などとなった。(HC)

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