【新規上場(IPO)銘柄】SIホールディングスは業績が順調に推移するか注目、365円どころは下値水準

株式市場 IPO 鐘

 SIホールディングス<7070>(JQG)は、10月1日をもって単純株式移転の方法により、株式会社やまねメディカルの完全親会社として設立。SIホールディングスは、超高齢社会の急速な進展へのソーシャルソリューショ ンとして、「高齢者住宅整備」「高齢者向け生活支援サービス整備」「経営支援サービス推進」の3つのプロジェクトからなる『豊かな超高齢社会創造計画』に取り組んでいる。


 SIホールディングスの各事業会社は、それぞれが、各分野で独立した「ソーシャルイノベーター(SI)」として、各事業会社間のシナジーを高めつつ、「高齢者住宅整備」「高齢者向け生活支援サービス整備」「経営支援サービス推進」の各プロジェクトを活力とスピードを持って推進して、『シニア輝く社会づくり』の実現に取り組んでいる。

 今2020年3月期第2四半期業績予想は、売上高39億200万円、営業利益2億2500万円、経常利益1億8200万円、純利益1億2900万円を見込む。

 今20年3月期業績予想は、売上高80億8600万円、営業利益5億1700万円、経常利益4億3200万円、純利益2億7300万円を見込む。年間配当は期末一括1円を予定している。同社の業績予想については、やまねメディカルが5月13日付で公表した業績予想をもとに、持株会社設立による影響を加味し算出した開示した数値に変更はない。

 株価は、10月1日につけた上場来高値459円から同23日に上場来安値355円まで調整を挟んで同28日高値445円と買い直された後、12月3日安値367円と下落し、もみ合っている。現時点では、「高齢者住宅整備」「高齢者向け生活支援サービス整備」「経営支援サービス推進」の3つのプロジェクトに対する期待感から、365円どころが下値水準として意識された感がある。日柄調整が進み、計画通り順調に業績が推移すれば、25日移動平均線突破から上値追い姿勢を強めると予想する。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  2. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  3. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  4. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  5. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  6. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る