加賀電子が一段高、電子部品商社の子会社化と矢継ぎ早の事業戦略など好感

材料でみる株価

■株式会社エクセルの株式取得と負ののれん益82億円など発表

加賀電子<8154>(東1)は12月10日、一段高で始まり、取引開始後に7%高の2714円(179円高)まで上げて年初来の高値を更新した。9日の夕方、集積回路や半導体素子、その他の電子部品の輸出入などを行う株式会社エクセル(東京都港区)の株式取得と特別利益(負ののれん発生益)約82億円の計上などを発表し、注目集中となった。

■EMSビジネスの事業規模拡大に向け矢継ぎ早に展開

 エクセル社の2019年3月期の売上高は約675億円、親会社株主に帰属する純利益は約6億円。取得価額(概算)はアドバイザリー費用等を含めて3.5億円。2020年4月1日付で完全子会社になる予定とした。

 加賀電子は付加価値の高いEMS(受託製造)事業の強化拡充を進めており、2019年に入って、富士通エレクトロニクス<非上場>の買収(1月)、十和田パイオニア(非上場)の買収(10月)、タイやベトナムの製造拠点の新増設など、矢継ぎ早に展開している。エクセル社のグループインは、これらに続くものになり、EMSビジネスの事業規模拡大にとどまらずEV(電気自動車)関連事業などの新規事業を取り込む基盤も整うことになるとした。

 今3月期の業績見通しは、富士通エレクトロニクスなどの寄与により連結売上高が4300億円(前期比46.9%の増加)、営業利益は体制構築や事業連携にともなう立ち上げ費用などがあるため70億円(同7.5%減)。また、中期計画では、到達年度になる2021年度に連結売上高5000億円、営業利益130億円などの目標を掲げており、これらの達成に向けてまた一歩前進する形になった。(HC)

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