【株式市場】日経平均は後場も上げ1年2ヵ月ぶりに2万4000円台に乗る

株式

◆日経平均は2万4023円10銭(598円29銭高)、TOPIXは1739.98ポイント(27.15ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ算出にともなう売買が加わり19億3574万株

チャート11

 12月13日(金)後場の東京株式市場は、英国の総選挙で与党が圧勝と伝えられ、少なくともこれまでの混迷・迷走だけは回避できると好材料視され、日経平均は一段高の2万4038円87銭(614円06銭高)で始まった。一気に2018年10月以来、約1年2ヵ月ぶりに2万4000円台に乗った。14時50分にかけては625円23銭高(2万4050円04銭)まで上げる場面があり、2日続伸となった。TOPIXも18年10月以来の高値を更新した。

 後場は、三桜工業<6584>(東1)が一段高となり、同社も注力する全固体電池について、NHKのEテレが近々特集番組を放送とされ人気再燃。伊勢化学工業<4107>(東2)は医療用ヨウ素などが注目されて一段高。シャノン<3976>(東マ)は10月決算と今期予想が好感されて前場からストップ高を継続。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>(JQG)はロート製薬へのライセンス導出が材料視されて大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は朝のSQ算出にともなう売買があり19億3574万株(前引けは10億9500万株)、売買代金は3兆4415億円(同1兆9508億円)。1部上場2157銘柄のうち、値上がり銘柄数は1548(同1725)銘柄、値下がり銘柄数は535(同353)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種(前引けも全業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、非鉄金属、海運、機械、銀行、輸送用機器、保険、電気機器、鉄鋼、などとなった。(HC)

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