あさくまは下値切り上げ、20年3月期大幅増益予想

株式市場 銘柄

 あさくま<7678>(JQ)は、レストラン「ステーキのあさくま」を中心に複数業態の飲食チェーンを展開している。20年3月期大幅増益予想である。第2四半期累計の利益進捗率が低水準のため、通期下振れに注意必要だが、下期の挽回を期待したい。株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階だが、下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。
■「ステーキのあさくま」中心に飲食チェーン展開

 19年6月JASDAQに新規上場した。11年4月テンポスホールディングス<2751>の子会社となり、レストラン「ステーキのあさくま」を中心に複数業態の飲食チェーンを展開している。19年9月末の店舗数は合計88店舗(直営64、FC6、子会社18)である。

■20年3月期大幅増益予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比6.5%増の100億63百万円、営業利益が31.7%増の8億37百万円、経常利益が26.8%増の8億61百万円、純利益が33.4%増の5億35百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が46億78百万円、営業利益が2億75百万円だった。前年同期との比較で2.9%増収、15.9%減益だった。客数増加などで売上は堅調だったが、人件費増加などで減益だった。

 第2四半期累計の進捗率は売上高46.5%、営業利益32.9%である。利益進捗率が低水準のため、通期下振れに注意必要だが、下期の挽回を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階だが、下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。12月13日の終値は1681円、時価総額は約89億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る